小学生とゼフ観察(ながもり)

2022.7.5 更新

前回の観蝶日誌と話は前後しますが、6月30日に地元の小学生と鳥沼公園で蝶観察をしました。

小学生3,4年生5人と先生二人です。

人気があるクワガタをとりあえずゲットして、蝶を追いかけます。

そんな中シジミがひらひらと下草から飛んでキタコブシの葉の上に。

ゆっくり枝を下げてみるとミズイロオナガシジミでした。

さっそく子供たちを集め、「フィールド図鑑」をみせて名前を確認します。

「生まれたてみたいだよ」なんて話しながら最早記録を見ると7月2日小樽とあります。

「記録更新だよねー」  (図鑑役立っています。)

そういえば以前見つけていたすぐそばのミズナラの幹の蛹から出たものだと思います。

さて子供たちには是非飼育も体験させたく、ミズナラ再生林の方に移動しピエリスの♀を狙いました。

つかまえてくるピエリスをまた図鑑を使って確認し、♂だったらいい匂いを感じてもらいます。

(またまた図鑑が役立っています)

ちょうど2化が始まったエゾスジグロとモンシロの♀をゲットし、先生指導の下飼育することになりました。

ここで、引率先生から「先生、ここになんかいます!」の声。行ってみるとウスイロオナガでした。

「おおっつ!すごいすごい。これは結構レアなんだよ」とまた図鑑を取り出して解説です。

写真を撮ってもらいました。

この他マークしていたアカシジミの蛹も見てみましたが、こんな感じの殻でした。

正常に羽化したものではないようでした。

さて、そろそろ授業終了。ピエリスの食草として校舎の周りにわんさかあるキレハイヌガラシを憶えてもらい、まとめをしました。

その後ピエリスは無事卵を産んでくれたとのでした。

ゼフの発生はちょっと早めのようです。7月1日に、これも富良野高校の野外授業でのことですが、オオミドリシジミを確認。

(従来の最早記録7月2日旭川)

7月2日に布部でエゾミドリを確認しました。(最早タイ記録)

以上