観蝶日誌
2022.7.7 更新
本州も梅雨明けたようで、北海道も本格的な夏に入ってきました。
新鮮なヒョウモンや美しい真正タテハ類が今年は豊作のようです。
7月3日に東川方面で観察。本当はオオイチの雌を撮りたかったのですが遭遇できずに草原をウロウロ。
まずはナミ(キタ)ヒョウモン。ここはスキー場の斜面なのですが、草刈りがきつめに入ってしまい。姿はすくなくいい写真は撮れませんでした。
あしからず。
次に向かった草原ではヒョウモンたちのパラダイスになっていました。
何かの雌を追ういろんなオスたちが群がって草原の上を追いかけまわしています。
追いかけているオスの大半は(たぶんサト)ウラギンです。
地面のウツボグサにもたくさん止まっています。
こっちでは、求愛行動。よくみるとギンボシの♀にミドリヒョウモンとウラギンヒョウモンが迫っているようです。
ちゃんと見極め出来ないのでしょうか。
この日も30℃オーバーで、われわれ北海道人にはつらくそろそろ退散です。
次は7月6日、いつものように大学の授業が終わっての行動です。
この日も本当の目的はゼフの写真だったのですが、蝶影すくなく目立つのはやはりヒョウモンやタテハ類。
どれも羽化したての美しい個体なので撮影しましょう。まずはコヒョウモン。
次に最近増えている。メスグロヒョウモン。
相変わらず多いミドリヒョウモン。
次は越冬タテハの次世代個体たち。
うーむ。やはりクジャクチョウはグッドデザインですね。45日前にはこんな姿のこの子たちの親がいました。
何とも言えない姿です。コヒオドシもセリの花に来ていました。
湿った地面にもたくさんタテハが止まっています。今年やたら目に付くヒオドシチョウ。
ギザギザの翅があちこちに立っています。こちらでは翅を開いてくれました。シータテハです。
コムラサキの撮影は難しい。紫色に輝いて欲しいのだが…。
同行のS君は標本用にひととおり採集できたようです。
もういい加減にしなさい。との声が聞こえそうなのでこの辺で終了します。