観蝶日誌
2022.7.27 更新
しつこいようですが、ウスイロオナガの産卵の続報です。昨日に引き続き今日も鳥沼公園再生の森へリベンジマッチ。
ウスイロ母さんにはすぐに会うことができました。産卵場所を探しています。
枝のくぼみに腹を差し込んでいますが、結局産みません。今度は太い幹の上の方に止まりました。
腹をまげて産卵場所を探します。少し移動して腹を樹皮の隙間に深く差し込みました。この時14時45分です。
これからしばらくこの姿勢が続きます。ときどき腹の位置が変わるので何かやっているのかなあ…。とやぶ蚊の襲撃に耐えながらカメラを構え続けました。
横から見ると腹部がずいぶん深く刺し込まれているのがわかります。
時計を見るともう15時10分です。ちょっとよそ見をしているうちに居なくなりました。この時15時12分。
そこで足場を造り高さ約2m50センチくらいの産卵姿勢を示したところを覗き込みました。が、卵は見えません。あれれ、また産んでいないのかな。
と少し樹皮をめくってみると、奇麗な卵塊が目に飛び込んできました。すごいすごい、数えてみると9個かな。上の方に去年の卵が3個ありますね。
それにしてもうまく産みこんでいます。外からは全く見えません。30分近くかけて9卵産み付けたことになります。
いやあウスイロ母さん頑張ってますね。こんな樹皮にしわの裏側に卵を隠すように産むのですね。卵がなかなか見つからないわけです。
他の母さんたちも見かけているので、またこの再生の森でしばらくはウスイロの観察ができそうです。
以上。