観蝶日誌
2024.3.4 更新
もう立春を過ぎましたが、2024年初の日誌です。ちょっと長い冬眠に入っていました。
さて、眠りを覚ましたのは図鑑仲間の石黒さんからメールでした。新聞に連載している写真付き記事にするためのゼフ卵の同定の依頼でした。
なまこ山で撮影したという、ミズナラの芽にばっちり2個並んでいるのは明らかにウラミスジ。
そう返事して、そうか私もそこに行ってみるか。と出かけたのでした。
今年に冬は積雪はそこそこあったのですが、2月中旬に記録的な暖気が入り一気に雪解けが進み、山の斜面はもう締まり雪になっています。
一応スノーシューをつけて散策道に入っていくと、いきなりシカの警戒の鳴き声。木立の中に数頭の群れが見え隠れ、通過していきます。
その辺にはシカの足跡、食いあと。木の皮が齧られています。
当然シカにも好みがあるのですが、ここではミズキが好まれているいます。ミズキと言えばスギタニルリシジミの食樹。
何てことしてくれるんだ。とブツブツ言いながら、ゼフ卵探しを始めますが、なかなか見つかりません。
昨年の成虫の不作からみても当然なのですが、それにしても全然見つかりません。そうこうしているうちに、石黒さんの足跡と合流しました。
やがて、撮影場所と思われる場所に導かれてしまいました。
ははあ、このミズナラの枝ですか。この辺かなと、枝を手繰り寄せると、メールにあった卵が目に飛び込んできました。
とりあえず2番煎じですが撮影です。
左の卵は寄生されていたようですが、まあこんな感じです。
このあともだいぶねばって探しましたが、メスアカ1卵見つけただけという結末でした .
ということでしたが、まあいい運動になりました。数日後石黒さんの新聞記事が出たので添付しましょう。
石黒さんのネイチャーフォトエッセイの連載はもう数十回続いているのですが、いづれまとめられたらいいなあと思っています。
以上です。