観蝶日誌
2024.4.15 更新
一気に暖かくなり適応できない感じです。今日は何と25.8℃まで気温が上がったようです。
庭の周りにピエリスが飛び回っています。
家の中に居るのもバチがあたりそうなので、いつものナマコ山方面へ出かけました。
畑の土もすっかり乾き、暑すぎるのかビニールをまくり上げたハウスの中にタマネギの苗の緑が見えています。
ハウスの向こうがなまこ山です。
さて何を見てみよう。フクジュソウが満開です。
そのわきにエゾエンゴサクが顔を出しています。いつものヒメウスバ探し。
あんまり食痕がありません。やっと見つけた株の周りを探しますがダメでした。
登山路を車で登っていきます。エゾリスが地面を掘ってクルミを探しています。
そこにウオーキングおじさんが追い付いてきて、「アゲハ蝶が飛んでいるよ」と声をかけてくれた。
「そうですか。上ですね。」と、あそこしかないという場所まで移動してみると。
ほんとにヒルトッピングしていました。フィールド図鑑の最早記録(4月21日新ひだか町)更新です。
写真をバチバチ撮ってみます。ここはナマコ山の頂上です。
国土地理院の標識杭にもとまります。
こちらは戦時中に建てられた石碑。
富良野防空監視哨 昭和17年3月 とあります。
そのころここは丸坊主になって畑もあったとのことです。
日光浴をしています。綺麗ですね。横向きも撮ろうかな。
まだメスは羽化してこないでしょう。もう少しこの辺んで待つのでしょうね。
この他は越冬タテハ類。ヒオドシとエルタです。区別できますか。
後ろばねに小さくLのマークがあるのがエルタテハですね。二人とも枯葉の中では見事なカムフラージュを見せています。
そうこうしていると、ジュリジュリと鳥の声。あれは人気のシマエナガでしょう。
声の主を探すといました。相変わらず忙しく動きまわります。やっとのことで2カット撮りました。
あれ、もうあの真っ白なモフモフでは無いのですね。
そういえば4月27日にここなまこ山で自然観察会を予定しています。タイトルは「シマエナガに会えるかな?」でした。
蝶もそうですがまあ、うまく会えるとは限りません。その点カタクリやエゾエンゴサクはバッチリでしょう。
うまくいけばエゾヤマザクラの花見になるかもです。
とにかく季節のスピードは不安定なものです。
帰りにゼフ卵探し。オナガシジミとウラミスジシジミを見つけましたが、両方ともシカに目を食われたり樹皮をはがされたりしていました。
シカは虫屋の敵です。
おわりです。