観蝶日誌
2024.5.23 更新
1週間に1回の旭川でのお勤め後の観蝶。どちらもフィールドでの楽しみです。今回もウラジャノメ前回の1週間後の姿を探りました。
旭山動物園の裏山の遊歩道です。竹串マークに直行です。ちゃんといました。こんな静止位置ですか。結構丸見えです。
中央にいるの、わかりますね。アップにしてみると…。尾端が何だか頭に見えますね。
家で飼育中のものはこんな風に見えたことはないのですが、こいつだけの特徴なのかよくわかりません。
少し周辺を探しますが見つからないので、昨年A先生やY君と探した、この旭山の反対側の登り口に行ってみることに。
メナシウラジャがいた駐車スペースで弁当を食べて、その斜面を探すと、すぐに見つかりました。
一回り大きい感じ、もう終齢です。なんと隣の株にもいるではありませんか。やはりいるところにはいるのですね。
しばらく見ていると、茎を登って食べ始めました。
どれどれ、マクロレンズを使いましょう。
大あごで噛み切って飲み込んでいきます。そうすると斜め切りの食痕が残るわけですね。
全体はこんな感じで、体長は30mm近くあります。他の場所でも2個体みつけました。うまくいくと野外蛹化が見られるかなあと期待です。
野外蛹と言えばこの場所は以前旭川の高校に努めていた時「完本」に載せたオオヒカゲシリーズを場所でした。2010年~11年頃の話ですが、そのころは低湿地と草原がありオオヒカゲがわんさか発生していました。そのほかカバイロシジミやヒメシジミ、リンゴシジミもいて「完本」にその姿が載っています。
ちょっと生き残りのオオヒカゲで見てみますか。すぐに見つかりました。
スゲの仲間はいろいろありますが、これはカサスゲかな。どこにいるのかわかります?
では少し葉を傾けてみます。
上が頭でしたが尾です。今写真を見て気づきましたが片方の尾が短いな。
てなことであとはクロヒカゲの3齢~4齢を撮影して帰路につきます。
例によって上富良野から十勝岳連峰を眺めます。
右端の前富良野岳の残雪はあとわずかになってしまいました。
ではまた。