観蝶日誌
2024.7.11 更新
雨の道南から富良野に戻ってきてから、忌々しいことに晴れの日が続いています。
本州の方は危険な暑さのようで連日「熱中症対策に水分補給を」と報じられています。
富良野の蝶たちもしっかり水分補給を行っていました。
場所は毎度登場するご近所F林道。いつもの吸水ポイントにタテハ類が集まっています。
遠くから目立ったのが、ヒオドシチョウ。
その横にちょっとすれてきたミスジチョウとオオイチモンジ。
湿った砂利道で吸水をしています。今回目立ったのがシータテハとコムラサキ。どちらも新鮮です。
翅を立てると鮮やかなCの文字が見える。このシータは小石の表面の水分を吸っています。
コムラサキです。この子たちも石の表面に口吻を伸ばしています。水戻しのような行動かもしれません。
水分だけではなく、Naなどのミネラル補給という意味もあると言われていますので。
濡れた石の表面をペタペタ舐めていますね。
獣糞をなめることもありますね。これは昨年同じ場所で撮ったもの。
糞を吸う場合は、アミノ酸などの栄養分を補給しているらしい。翅が紫に輝いて美しい!
エゾスジグロも集団出来ています。これはオスの集団。
メスは花の蜜を吸っていました。
吸水にはあとはクジャクとサカハチくらい。いつもならヒョウモン・セセリ‣シジミ類そして圧巻のカラスアゲハたちがいるのですが、今回はさっぱりでした。
おわり。