観蝶日誌
2024.7.11 更新
また、仕事終わりA先生との蝶撮影です。旭川近郊、メナシウラジャの産地です。
(最近は有名になっているようで、中には販売用に大量に捕獲していく輩もいるそうだ。ヤメテ~。)
さて、遊歩道に入ります。
道のわきに以前見つけたスジチャの食草群落があります。
探してみると終齢と前蛹を発見しました。スジチャはやはり7月下旬の発生ですね。
コチャバネセセリが林縁を飛んできたと思ったらクモの巣に引っかかりました。あっという間に餌食になってしまいました。
ウラジャさんが林道を横切ります。暑いのかちょっと不活発です。
刈り込まれたオープンスペースは日差しが強い。それでもアザミ類の花にヒョウモンが飛んできます。一応全部撮っておきましょうか。
一番多いのがメスグロヒョウモン。
さて、今回の本命はメナシウラジャノメ。是非またメスを捕獲し採卵したいなあと思っているのです。
昨年飼育したウラジャは70頭ほど。メナシのメスからは採卵したものからは、なんとメナシはゼロ。
メアリのメスから3頭だけメナシが出現しました。この型が1遺伝子で決まるのならば劣性なのかなあ・・・・。
さて、飛んでいるウラジャはほとんどが♀です。陽だまりに止まりました。口吻を伸ばしています。
この♀を見ていると時々草むらの中に入っていきます。おやおや食草(ショウジョウスゲ)に止まって怪しいポーズ。産卵か。
また別のメスを見ていると、こんどは草むらに潜り込みこっちに腹を向けています。ああっつ、卵が出てきた!
卵が出てきました。そして…。
産み落としました!。やあ~すごいシーンを見せてくれました。ありがとう。
産み落ちた卵を探しましたが、残念ながら見つかりません。この♀すいすい逃げていくので、ちょっと追いかけてネットイン。
続きを我が家で産ませることにしました。A先生も採卵用♀をゲット。
この他、ウラジャの親分のようなオオヒカゲがふわふわ飛んでいます。
お昼を過ぎ気温もぐんぐん上がってきて、蝶たちもなんだかぐったりしてきています。
それでは、退散しますか。
今日はウラジャの放卵シーン。いいものを見させてくれました。
おわり。