観蝶日誌
2024.9.4 更新
いつの間にか8月が過ぎて9月に入ってしまいました。とくに遠征もせず、ときどき庭の蝶を観察していました。
夏の蝶です。庭にやってくるアゲハはキアゲハ・ミヤマカラス・アゲハの順に多いようです。
ナミアゲハ夏型がやってきて、鉢植えの栽培種のミカン、キハダ、サンショウ、ヘンルーダに卵を産み付けていきました。
キアゲハは裏庭にあるドクゼリを丸裸に食い、その横のミツバに食い移り、ちょっと珍しいと思いますが、その横のオクエゾサイシンをむしゃむしゃ食べていました。
今はどこかで蛹になっているはずです。
ピエリスはモンシロがやたら多く、オオモンシロは見かけません。
このピエリスの群れよく見るとスジグロのメスをモンシロが追いかけているように見えます。
でもちゃんとモンシロ君、交尾していました。
お盆を過ぎるといつものことですがヒョウモン達がやってきて玄関前で産卵をしています。今年はメスグロが目立ちます。
このメスグロ地面付近には興味を見せず(食草は確認していると思うが)もっぱら高いところを待って産卵場所を探しています。
電信柱にも盛んに腹をまげています。家のサイディングにも産みそうな勢いです。
そうこうしているうちに気に入られたのが手作りの郵便受け。
郵便受けの下に木でつくった「ながもり」の文字。これに興味津々?のぞいてみると。
なんとプチプチと8個もついていました。もう孵化したのもいるようです。
ミドリヒョウモンも以前、外に置いてあったリュックに産卵しましたが、メスグロもやりますね。
産卵シーンではサカハチとアカマダラを撮影しました。我が家の裏に昔の用水路が放置されていてそこに土砂が少しずつたまって草や木が生えてきています。
こんなところです。
ちょっとした湿性の林間ギャップみたいな感じです。そこにホソバイラクサが徐々に広がってきています。それを見つけたサカハチとアカマダラがやってきました。
まずはサカハチ君です。
これは8月下旬ですが、最近はアカマダラが増えて来て、まずオスが出て来てテリ張をします。いつも決まった場所でけんかしています。
やがてメスが出現。交尾をして、いざ産卵です。
メスを追いかけていたらイラクサの葉の裏にピタッと止まりました。15時36分のこと
ちょっと用水路の上からのぞく感じなので、近くに置いてある脚立を持ってきて用水路に降りて横から撮影を始めました。
もう1本目の卵柱が見えます。2本目に取り掛かっています。これは面白い。
2本目がだいぶできてきました。ぷーんと蚊が寄ってきた。(よくあること)
3本目もいくんですね。がんばるね。と、飛び去りました。15時52分のこと。この間16分間。
さて何個産んだのでしょう。
数えてみると手前から20+21+14=55卵。16分かけて55卵も産み付けました。
近くの葉を見ると卵柱がありましたが、何だか全部空卵のよう。何かに食われたのでしょうか。サシガメがうろついているな?
お持ち帰りで飼育することにしました。
以上。