観蝶日誌
2025.4.24 更新
観蝶日誌長く休止状態、申し訳ありませんでした。
やっとデスクワークから脱出、フィールドワークが、春と共に再開です。
今日は風があるものの朝からいい天気。さあ蝶を見にいくぞ!さてどこへ行こうか。そうだ春の訪れが早いなまこ山へ行こう。
空知川を渡ると農村風景がなまこ山の手前に広がっています。土を起しタマネギの定植をやっています。
いろんな機械が使われています。
遠くの芦別岳はまだ雪模様。空知川は雪解け水が滔々と流れ、ヤナギの河畔林は緑色が濃くなっています。遠望は富良野岳。
エンゴサクやカタクリが咲く斜面を登り遊歩道へ。
雪はすっかり消え林床には枯葉が。ここが山頂。
雪はすっかり消え、林床には枯葉が、そこにヒオドシチョウが止まっています。
どこで越冬したのでしょう。かなりボロボロです。
ヒオドシと一緒にのんびりしていると、キアゲハ君もやって来ました。毎年のことですが、ここはこの二人が覇権争いをしています。
太陽の暖かさを体いっぱいに感じているようです。ギョロメレンズで2,3センチまで近いづいても平気です。
さて、他に探すものは…。そうだ久しぶりにゼフ卵を探してみるか。
遊歩道の両側に若いミズナラが育ってきています。2~3mの細い樹を手繰り寄せてみると、おお、ついていますね。
これは、ダイセンシジミですね。いやあ久しぶりにゼフ卵を見た気がします。
ゼフ卵探しを続けていると、ミズナラの膨らみ始めた芽にいろんな虫がいることに気が付きます。
まず目に入ったのが黒っぽい小さな甲虫。よーく見ると、柔らかい芽に口吻を刺しています。ゾウムシですね。
ちょと甲虫図鑑を見たのですが、膨大な数の図版で全く見当もつきませんでした。
あとはこいつらが良くいます。脚の並びからガの仲間だと思います。
この卵は誰の卵?
春先飛んでいるフユシャクかな?
おや、アイノミドリかと思ってしまったのがこいつ。
アブラムシの仲間かな?
クモもいますね。これは可愛いハエトリグモ、この後枝先に移動し脚を広げジャンプしてどこかへ消えました。
こいつは美しい緑系のクモ。
さて、こんな感じでミズナラの膨らみ始めた芽の周りの小動物をいろいろ見て楽しいでいましたが、一つ疑問。もう結構芽が膨らんでいるのですがゼフたちはまだ孵化していないようです。
ちょっと春の訪れを植物の方が早く感じているのかもしれません。
ミズナラの根元に咲くヒメイチゲ。
これから北国の春はどんどん進んでいきます。桜はあと1週間かな?これから忙しくなりそうです。
今日の最高気温18.2℃。
おわり。