観蝶日誌
2025.8.7 更新
もう8月です。北海道も猛暑が襲いましたが、最近やっと落ち着いてきました。
そんな折、相棒の辻氏が来道。久しぶりに日高のツマジロポイントで合流しました。
ツマジロの最盛期は過ぎていますが、いつもこの頃に生き残りと出会います。そんな期待を込めて食草の生える崖をウロウロします。
陽は射さないのですが、夏の花、ヨツバヒヨドリにはいろいろな蝶がやってきています。

ベニヒカゲ、奥はサカハチチョウ
ツマジロ君はいません。ちょっとタテハを呼んでみようかと誘引液をシュシュッと崖の岩(赤いチャート)にかけてみました。
すると、シータテハ、クロヒカゲ、キバネセセリ、オオチャバネなどが集まってきました。

シータテハ(秋型)
ルリタテハが来ましたよと相棒。おおっつ。すごく奇麗じゃない。

ルリタテハ
さすがにツマジロは来ないよね。とヨツバヒヨドリを見て回っていると、ベニヒカゲのオスが花に来たメスにアタックしている。

左のメスにオスが尻をまげて迫る。交尾器が見える。

交尾を試みる
交尾器をメスの副担に押し付けるが、うまくいかないようでした。

フル装備の相棒
食草の卵若齢を少し探すがNull.
ちょっと飽きてきたので私は沢に降りて釣りモードに入る。

美しい渓流には美しい魚が
ここにはいるでしょう。と餌をつけて淵に振り込むとすぐにあたりが。来ました。

オショロコマ
なかなかいい型のオショロコマでした。

美しい
同じ淵で次々つり上げ7本で打ち止めに。また蝶探しに戻ります。
あいかわらずヨツバヒヨドリにはサカハチが群れています。

そこに、ついにツマジロ君が登場です。

ツマジロウラジャノメ(メス)
前回(7月13日)は全然いなかったのに、生きていたのね。

吸蜜するツマジロウラジャノメ
ホザキナナカマドでも吸蜜。

ちょっと右の後ろばねが欠けています。ギョロメで撮ろうかなと近づいていくと、ふわっと飛んで先ほどの釣りポイントの方に降りてしまいました。

代わりにオオウラギンスジが飛んできました。立派なメスですね。
相棒がミスジの幼虫を見つけたので撮影。

いつ見ても面白いカーテン。
また来ないかなあ。ヨツバヒヨドリ群落に戻ると、帰ってきていました。欠けがある先ほどの個体です。

まあ、ツマジロ君を見られたので、引き上げることに
帰り道にキタキツネの親子が。

親に甘える子ぎつね
そんなこんなで終了です。相棒はこのあとキマダラモドキの厚真に向かようです。わしは帰ります。
(おわり)
(付記)オショロコマの塩焼きで1杯。身が引き締まってめちゃくちゃ美味しかった。
月別アーカイブ