ササ食い幼虫の越冬(ながもり)2025・9・28

2025.9.29 更新

お彼岸を過ぎると一気に秋が深まります。家の前の畑も収穫がおわり来年に向けての土づくりです。

天気がいいので、市民農園の後片付けと鳥沼公園の散策に行きました。

公園の端っこのミズナラの幼木にいつもオオミドリの卵がついているので見てみます。

葉が3枚付いている真ん中の木です。覗いてみると3か所に分けて13卵もついていました。そんなに養える木ではないと思いますが・・・。

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どうも周りの幼木が草刈りで消えたのか、ほとんどないので母蝶が集中的に産んだみたいです。

鳥沼神社の道に入るとササが出てきます。いつもの習性でササ食い幼虫の食痕が気になります。

クロヒカゲは2齢が多いようですね~。

神社の広場前でまずオオチャバネを見つけました、よしこれはキープとピンテを付けます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAギョロメ

もう一つ見つかりました。巣はこんな感じです。

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神社の前に背の低いササが広がっています。これはコチャバネの越冬巣をさがしやすいのでは。チャレンジです。

食痕があります。もう落としているようです。こんなのが一番探しやすい。

表面の枯葉を取り除いていきます。3~4センチの折りたたまれた封筒型の巣です。

根気よく探すと5,6回に1回くらい、もっと率は悪いかな。まあ運がいいと見つかります。

今日は運がよく一発ツモでした。

分かるでしょうか。下の方に少しササの緑色が残っている巣があります。乾いた枯葉と湿った枯葉の間にありました。

取り上げてみると??軽いなあ。あれ、開けてみるともぬけの殻。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA コチャバネセセリの越冬巣

内側に糸が張りめぐらされてしっかり閉じてあるのに、何者かが侵入して食べてしまったのでしょうか。

めげずに探します。なかなか見つからない。お昼のサイレンが鳴った。腹も減ってきたところで見つかりました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA ギョロメ

やはり湿った枯葉の間から見つかりました。これは大丈夫そうです。

もう一個見つかりました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA ギョロメ

これはなんだか無造作に置かれているみたいです。触ってみると中に居なさそう。開けてみると、あれれ。

コマユバチの仲間かな。やられていました。どんな奴なのかお持ち帰りで調べてみます。

以上で終了。今回は食痕のあるササ11か所をしらべて、越冬巣を3つみつけ、そのうち二つはやられていました。

いままでこんなことはありませんでした。またどこかで探してみます。

〔おわり〕