観蝶日誌
2021.5.7 更新
今日も授業の前に蝶観察。旭川近郊のO林道。
いい沢だ。早春植物の花盛り。小さな水辺にはエゾノリュウキンカ(ヤチブキ)の花。
今日のねらいはそんな早春にのみ出会うことができるスギタニルリシジミ。
少し暗いブルーのシジミがちらちら。エゾエンゴサクの花に止まった。
スギタニルリシジミだ。
エゾシカが削った林道わきの土壁に水が染み出している。そんなところにスギタニルリシジミのブルーがたくさん集まっている。
いろんなところで吸水しているが、集まっているのはみんなオス。
よく見ると、こんなイタドリの枯れた茎の上にたくさん集まっている。
なにか微妙な味がするのかもしれない。
さて、このスギルリの発生木(ミズキ)はどこにあるのか、少し車を走らせる。
あまり多くはない。卵はつぼみに産卵され幼虫は花を食べて育つ。花が付きそうなミズキを何本か探し出しピンクテープをつけておく。
渓流脇の平坦地にアカマダラも飛んでいたが写真はとれず。
林道にキベリタテハとエルタテハが飛んでいる。エルタをゲットするとメスだ。採卵を試みようとお持ち帰りに。
まだまだこの林道で早春の雰囲気に浸りたいところだが、授業が始まる…。
それで例によってこのエルタテハが今日の授業の「つかみ」に使うことにして旭川の街へ向かう。