観蝶日誌
2021.7.18 更新
富良野も連日30度越えの夏日が続いています。ちょっと涼を求めていつもの島ノ下の沢に。
ほんとはエゾツマジロウラジャノメがいないかな、と思ってお出かけです。
許可をもらった鍵番号でゲートを開け、林道に入ります。ハンドルを握りながら周辺の花や下草に何かいないかなあと、ゆっくり車を走らせます。
最初に目に入ったのがゼフ。座席から降りて近づいてみると、アイノミドリの雌がフキの葉の縁についた水を吸っていました。
けっこう新鮮です。
林道沿いに群がるキバネセセリやコムラサキ、シータテハをひき殺さないようにハンドリングしてツマジロポイントへ。崖下のキリンソウに吸蜜に来ていたらいいのになあ。
と探すが、そこにいるのはフタスジチョウやホソバヒョウモン。
さて、林道の先が通行止めになっていると管理署から聞いているのでその最後まで行ってみました。なるほど道を横切る沢ができていてその先は通行不能。
イタドリやイラクサが繁茂している道に真っ黒になったヒメウスバの♀が飛んできた。これは面白いとカメラを向けると逃げていく。
引き返していつものベニヒカゲポイントの崖に近づく前に、車の横、セリ科の花の上のウラキンを見つける。
おお、これは奇麗と窓からまずシャッターを切る。
奇麗でしょ。少しバックして車から降りじっくり撮影する。まずは全体の雰囲気から。
アオジョウカイやカミキリムシ、ハエたちが群がる花の上を盛んに歩き回って吸蜜しています。
撮り飽きたので少し移動するとここにもウラキンの♀。ほんとに裏が金色に見える。美しい。
この娘も全然この花から動こうとしない。あっち行ったりこっちに向いたりしているのを見ていると、縁毛が怪しく輝くのに気が付きました。
横から光が当たると青白く光るのです。写真でうまく表現できるのかなあと何回もシャッターを押すがなかなかうまく写らない。
ちょっと雰囲気が違うんだけど美しい縁毛をとりあえずアップで見てください。
そんなこんなで1時間近く見ていました。
あとは近くの花ではこんな蝶たち。見ようによっては美しくも涼しげなエゾスジグロの夏型♂。とエゾシロ団子。
以上です。冷たい水を補給して昼前に退散でした。