観蝶日誌
2021.7.25 更新
アポイで活動する学生2名のお迎えに行った帰りの調査です。
今日は厚真のキマモドポイントに寄ってみました。
やはり出ていました。これがサトキマダラヒカゲで、こっちがキマモドだよ。と学生に教えながらネット裁きの練習。
木に止まっているのはさすがに難しい。
ほら、葉に止まったよ。とネットを振るが外す。
一度取り逃がすと、くねくね飛んでネットインはさらに難しくなる。
出始めのオスばかり。この2頭は頭をくっつけるように向き合って吸汁している。羽の色に個体変異があるのがわかる。
メスが食草の上で羽化し、そこで交尾。なんてシーンが見られないかなあと、疎林内をうろつくがそんなにうまくは行かない。
ただ、食草はこの辺だと狙っていたあたり、いろいろな種類のイネ科植物の中、カヤツリグサ科に「斜め切り」のいい食痕を発見。
そのへんに蛹はないか、頭殻は落ちてないかと探すがだめ。
オオヒカゲもありうるがこの食痕はくさいね、辻さんどう思う。
いまだ発見できていないキマモド食草のヒントを得た気がしたのでした。
今日も暑い。道端でコキマダラセセリがなんだかすごい勢いで産卵している。写真を撮っていると、あれれヨモギに誤産卵しました。
さて、そろそろ帰らねば。大学のヒメチャたちがS君の帰りを待っています。
ちなみに、アポイのネットヒメチャは発生が進んでいて、なんと蛹化が始まっているよう。
8月に入ってまた行ってみなければ。
以上