観蝶日誌
2021.8.21 更新
富良野はお盆が過ぎてこの頃は好きっと晴れて、家の周囲では夏の終わりを惜しむように蝶たちが飛び回ってきました。
今日一日に見たものを紹介します。
モンキチョウのメスが産卵していたのですが、そこにオスがやってきて、たまらずメスは逃げていきます。それをオスがしつこく追いかけていきます。
よくみる光景ですが、よく見ると必ずオスがメスの前に出てアピールしています。
庭の周囲ではモンシロ(交尾写真です)とエゾスジグロがたくさん飛んでいます。オオモンシロは今日は1メスだけでした。
家の周辺にナガバハッカというハーブの花があちこちかたまって咲いていてシロチョウの他タテハやアゲハを集めています。
ベニシジミのペアがいました。メス(上)が翅をふるわせてオスを嫌っています。
ミヤマカラスアゲハが飛んできました。小さなキハダの木で産卵していきました。
我が家の周りには食草を植え込んでいるので、吸蜜に来たついでに産卵していくのです。
玄関前の松の木にミドリヒョウモンが産卵しています。
図鑑を書くときにヒョウモン類の越冬を調べるために産卵させて、孵化してから越冬するのか卵のままなのかを調べました。
ミドリヒョウモンは孵化して越冬しましたが、もう一回やってみようと採卵のため家に取り込んだらすぐにこの通りチュールネットに大量に産卵しました。
今日は珍しい来客もありました。ゼフのようです。エゾかなと近づくと翅を開きました。なんとミドリシジミ。
家の周りにハンノキはないのになあ…?
最後に50mほど離れた用水路跡を散策。ここにはイラクサ群落が用水路の底に溜まった土に広がり始めています。
いましたアカマダラ。オスの大小2頭が縄張り争いしています。イラクサには食痕と脱皮殻がありました。
来春奇麗な春型を期待しましょう。
この他今日家の周りを飛んでいた蝶はキアゲハ・コミスジ・ルリシジミ・ツバメシジミ・クロヒカゲ・オオヒカゲ・ウラギンスジヒョウモン
・メスグロヒョウモン・シータテハ・ジャノメチョウ・オオチャバネセセリこのくらいかな。以上。