観蝶日誌
2021.11.1 更新
ゼフ卵探し第2弾です。
今回は家の近所の鳥沼公園です。
探した場所は、以前全国各地から旅する若者が集っていたキャンプ場跡地。
キャンプ場が閉鎖されたあとにミズナラ、ヤチダモ、ハルニレなど周辺に分布する広葉樹が植栽されて、数年前からゼフが棲みだしたところ。
夏にウスイロオナガの幼虫を見つけているので、今日はそれを狙います。
とりあえず目ならしに枝先を見ていくと。最初に見つかったのはミズイロオナガ。
ウスイロオナガと共存しているのですね。
次に見つかったのは、冬芽につくジョウザンとアイノ。
ここのアイノは手の届く枝先でみつかるのです。
さて、ウスイロを本格的に探すぞ。ここのミズナラは直径7~15センチくらいに育っている。
眼の高さの幹の枝分かれしている部分の樹皮のしわをなめるように見回していくと…。ついに発見。
やっと見つけた。アップにするとなかなか美しい。
見つかったところにピンテをつける。よし、こんなところを探せばいいのですね。
ポイントがわかってくると次々見つかるのはよくあること。
樹皮のめくれ上がったところの内側に5卵押し込まれている。
次も樹皮の隙間に隠すように産み付けられている。
結局6か所からそれぞれ2~5卵の卵塊が見つかった。去年の卵もついている。去年も結構見たのに見つからなかった。
やはり一度見つけてさがす感覚を知ることが大切なんですね。
そのほかはエゾミドリ、アカシジミが見つかった。
ここはゼフの聖地になってきたようで、来年も楽しめそうです。
3時を過ぎると少し薄暗くなってきた。シマエナガの群がジュリジュリ鳴いて、足早に過ぎていった。
以上。