観蝶日誌
2021.11.13 更新
富良野はまだ雪が降りません。カラマツを残して他はすっかり落葉した山です。
いつもの布礼別林道に行ってみます。今日のねらいはコムラサキの幼虫にしました。
コムラサキの幼虫は柳の枝で冬越しします。これを探すのがなかなか難しい。
マイフィールドの布礼別の林道で、以前数頭見つけたことのある川のそばに立つ柳の木に行ってた。
アシが茂る放置された畑の向こうまでガシガシ進んで、件の柳の枝に取り付いて探し始めて約10分後やっと1頭発見した。
どこにいるのかよくわかりませんね。ほんとに目を凝らしてみないと見つからないのです。枝のまたのところです。
もう少し見つけたいのだけど、なかなかみつからず、ミスジ幼虫でも切り上げて林道に戻る。
ミスジ幼虫も見つからない。ではいつものように越冬卵の方を探す。
まずは、ウラゴマダラシジミ。ここではあまり見つけていないのだけど、みっちゃんと行ったときにコツをつかんだので見つかる予感。
やはり簡単に見つかった。枝の上面に産んでいる。見間違うのは
枝についているこぶのような芽(?)。
ウラゴマ卵はこれに擬態しているのだろうか?でも誰の目をだましているのだろうか、だまされるのは蝶屋だけ?
次にハル楡のカラスシジミを探してみるか。
春に幼虫をこの日誌に紹介した枝で探します。
やはりついています。
この写真に卵を見ている子供がいませんか。ハルニレの葉の脱落痕はかわいいのです。
最後に夏には修学旅行生の釣り場になってにぎやかな川べりの方に行ってみる。
夏には気が付かなかったケヤマハンノキが結構ある。根元から伸びている枝を見るとちょこんと白い卵。
こっちは芽のそばについている。
街の方から12時のサイレンが鳴ったのでこれにて終了。
以上。