12月6・7日まだ鳥沼、そして旭川ゼフ卵

2021.12.8 更新

12月に入りました。富良野はまだ根雪ではありません。

12月6日朝-8℃

12月8日朝-2℃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この二日間でご覧のように雪はすっかり解けてしまいました。

それで6日は近くの鳥沼公園へ、7日は仕事前に旭川のカシワ林でゼフ卵探しをしました。

鳥沼公園ではまたウスイロオナガを5卵塊追加確認。ピンテをつけて来春幼虫の動向を探ることに。

めくれた樹皮の裏についているウスイロオナガの卵(ギョロメレンズ使用)

さて旭川のカシワ林の報告です。

小雨が上がった嵐山の雑木林です。この中に生えているカシワの木についているゼフ卵を探します。

ここは完本作成時キタアカシジミ卵をMちゃんと必死に探したポイント。

その年はキタアカシジミが全道的に激減し撮影が難航、ほんとに焦っていました。それを救ってくれたのが写真の左側の柏の枝でした。

その後ゼフ卵が増えて来て、昨年などは小さな枝をとれば必ず複数の卵が必ずついているという豊作。(このことは観察記録に報告済みです。)

さて探しましょう。こんな柏です。

近づいてみると、ついているのが見えました。

ウラジロミドリシジミ卵(以上ギョロメレンズ使用)

ウラジロミドリシジミはあいかわらずたくさんついています。

当年枝についたウラジロ卵(ギョロメレンズ使用)

これはハヤシミドリシジミ。

枝のしわの部分に産付されたハヤシミドリシジミ。(ギョロメレンズ使用)

ウラジロとハヤシは大きさと棘の先端の違い(ルーペ必要)で見分けることができます。(フィールド図鑑P285参照)

さて一番撮影したかったのはキタアカシジミ。これもあっけなく、たくさん見つかりました。

キタアカシジミの卵塊(ギョロメレンズ使用)

 

キタアカシジミの産卵習性はフィールド図鑑にも書きましたが、当年枝の上面に枝の毛に埋もれるようについています。

ここの卵塊は3~5個くらいのことが多いようです。(1個のもありました)

最初雨が乾いていないのでこんな感じです。

だんだん枝は雨やほこりがついてきて卵も汚れてきます。

冬芽(側芽)の基部についているキタアカシジミ卵(TG5)ごみでよごれている。

これは葉の脱落痕のわき、縦に積み重なり脱落しそうになっています。

キタアカシジミ卵(TG5使用)

上の方の枝は高枝ばさみでちょっと失敬しました。

高枝ばさみで枝打ち

そうすると、こんな卵塊が。昨年の卵塊のまわりに今年も産み付けられています。ウラジロミドリですね。

ウラジロミドリシジミ卵塊(TG5)

すごいですね。この枝には毎年幼虫がうじゃうじゃついているのでしょうね。

そうこうしているとタイムアップ山の中で着替えて高校へ向かいました。

さて、あとはメスアカミドリでもさがそうか。

以上