観蝶日誌
2022.6.1 更新
家の近所の鳥沼公園でゼフ幼虫を追跡していますが、いよいよ終盤です。
今回は、ウスイロオナガとアカシジミの蛹化を観察できましたので紹介します。
まずはウスイロオナガです。
これは緑色の終齢です。もりもり食べて太っています。
あれれ、これはカメムシの幼虫にやられています。
次に、袋掛けしていた終齢のネットを見てみるともう黒っぽく色が変わってきていました。ネットを外ししばらくして戻ってみると、幹を歩いていました。
そこで木の根もとに枯葉を集めて置いておきました。
他の木を調べていると、なんと偶然にも蛹を発見してしまいました。
幹にキツツキがあけた穴の中に潜んでいました。(ちょっと待って、ミズイロかもしれない。、後で確認しよう)
さて、次にアカシジミを見てみます。
マークしていた終齢の枝の近くに前蛹を発見しました。
なんだか、体に黒いシミのようなものがあり、寄生されているのかもしれません。
今日は、ここまでにして、翌々日(5月31日)にどうなったか行ってみました。
アカシジミは無事に蛹になっていました!。葉の色にあわせたツルツルの緑色。美しい。この子は羽化するまで見守りましょう。
次に、ワンダリングしていたウスイロオナガはどうなったでしょう?
ちょっとヤラセの幹の根元の枯葉をめくってみると、なんといました!。帯糸をかけてもう前蛹です。
ウスイロオナガの蛹を2か所で発見することができました。鳥沼公園は偉大です!。
これらの見回りの中で、ウラミスジのワンダリングも見ています。これについては次回に報告します。
ああ、もう6月だ。