観蝶日誌
2022.6.16 更新
いつものように旭川大学終了後キトウシにA先生と行ってきました。
先週行くことができず、オオイチモンジの幼虫が気になっていました。
さっそくそのヤマナラシの枝を探してみると…なんと残念な結果。
体の真ん中に大きな穴が開いています。胸に突起があるので終齢のよう、静止(蛹化?)中に何者かに食われてしまったのでしょう。
1匹だけ追いかけていたのですから、そううまくは行かないなあ、とおもっていたところA先生が「上に蛹がついていますよ」とおっしゃる。
隣の木の3mくらいの高さに、ほんとに蛹がついています。あれ、その隣の枝にも…。ということでラッキーカムカム(古いか)。
300mmレンズで撮影してみます。一つ目は葉の裏にぶら下がっていますね。
A先生、脚立を持ってきてくれました。
これに登り、枝を少しおろすと目の高さ、じっくり撮影できました。
こちらの蛹は葉の表側にぶら下がる。葉の表面が入念に吐糸されていますね。
長さが4センチもありずっしりとしています。かっこいいです。
満足感に浸りながら、このヤマナラシは卵が結構ついていて気になって見ていたんですが…、コムラサキの幼虫はいたんですけどね。
なんて話していると。ほんとにコムラサキもついていました。
これも蛹になったらいいですね。といいながら、ムモンアカの幼虫を少し探し(環境の変化で激減)、
すっかり草刈りされたスキー場の草原の縁にヒメウスバが飛んでいるのを見て、カバイロを探しに移動。
あとはおまけです。
エゾシロチョウが群がるエゾノコリンゴの木で撮影。
交尾個体にオスが寄ってくる様子を動画に撮影。私の顔に当たって羽音がパサパサするの撮れたかな?
近くの草原では、コウリンタンポポにギンボシヒョウモンが集まっていました。
ジョウザンシジミ、カラフトタカネ、シロオビヒメ、リンゴシジミなど北海道特産種も次々登場。本格的な蝶シーズンに入ってきました。
以上。